元うどん

真面目です。

何考えてるのかやはりわからんガールの話

中学生の頃、よく一緒にいるクラスメイトができた。私のいるところにいつも来る。そのうち二人でいつもいるようになる。どうやら友達らしい。彼女が休みの時に、他のクラスメイトに言われて知ったが、Oさんは嘘つきで性格が悪いからみんなに嫌われている、とのことだった。Oさんは自分の顔が大好きで自分の目は大きく鼻筋が通り髪はサラサラ!うちは金持ちでナンチャラカンチャラでナンチャラなの!と常に何度も言ってきた。私はそういうもんかなと思ってフムフムと聞いていた。正直、普通だと思うけど、美の基準はわからないものなのだ。当時の私はかなり平均より太っていた。今思うと、引き立て役と思われていたのかもしれないが、他にもっと悩みが多かった時期で、延々自慢話やほら話?をするだけの彼女は実はあまり害がなかった。失礼なことも言ってきてた気もするが、私は瞬間的にキレるのができない質でその日の夜くらいにアレ???バカにしてないか??と思うくらいで言い返すのに向いていない。そして数日たったら忘れてしまいがち。不快感は残るけれども。なのでまあいいや、と流していた。

彼女は男の子の前に行くと声が超高くなるところも周りの方々には不評だったらしい。私はそんなことどうでも良かった。まあ、自分の好きな人の前だと何だその仕草はよぉ〜っ?!とむかつくと思う。とすると、みんな好きな人がいたのだろうか。思春期だ。

この頃、私は家庭に色々あって、家が荒れに荒れていて、皿が常に空を飛んでいたり玄関が破壊されたり、机が陥没したり、怒鳴り声と金切り声を毎日長時間聞いたり救急車呼ぶ羽目になったり母をかばったりで私はものすごく日々精神的に疲れていた。今で言う面前DVである。環境も色々とひどく、ねずみがチュウと走り回ってナメクジを踏んづけ、ご飯がまともに用意されていることも少なくなかった。今思うとひどすぎない?衛生とは?と思う。健康的で文化的…。一体何だったんだ。数年後収まった。

 

O嬢は定期考査で私の必ず点数を確かめにきた。負けず嫌いなのだ。優越していたい人なのだ。私も少し楽しくて、無表情を装っていたが内心にやにやしていた。定期考査で競い合っていると近くの席のイケメンがO嬢と話すようになり、よく分からんうちにあれよあれよと話がまとまりイケメン二人加えて四人で勉強するとかになった。おお…青春だな…私は無関係だ…。O嬢は大喜びしていた。そして放課後に話がまとまり、O嬢の家に招待してくださるということになった。少女漫画かな…私は賑やかしのモブ子…。

 

休日に指定の時間と場所に行くと私だけだった。え?な…なんで??モブちゃうん?よくわからないがよくわからないことはスルーする私はよくわからないままお家に上がると美しいお母様がおられた。お母様は初めて娘が友達を連れてきたと丁重にお礼を言い出し、私は驚いた。お初なの?O嬢はお母様の前では無茶苦茶大人しくてナヨナヨナヨナヨしていたのでいつものタカビー者はどうした?と思った。私自分ろくに社交できないくせに他人にダメ出ししている場合ではない。よくわからないままO嬢に別室に連れて行かれ勉強してほにゃほにゃとお菓子をいただき、お礼を述べて帰った。

年度末の遠足のバスの時に、O嬢は隣りに座った私の耳元で延々と気持ちが悪くなる話をした。バスの運転手の口臭や仕草を実況中継しはじめたので、私は彼女の目論見通り盛大に気分を悪くし嘔吐してしまった。O嬢はむちゃくちゃ嬉しそうで、吐いた!せんせえ〜!はいたはいた!と大はしゃぎだった。困惑した。すごい技能だよこれは…。二度と一緒に座るのは嫌だ…。

 

学年が上がると、お互いに端と端のクラスになって疎遠になった。後で噂に聞いたところ、私と競い合っていたころと違い、え?勉強しない人だよ?みたいな話を聞いた。廊下であったときは二人の女子生徒のあとをちょこちょこと下を向いて歩いていた。なぜだか悲哀を感じた。